平成28年12月26日
生徒の皆様
保護者の皆様大阪府立泉大津高等学校
校長 太田 正人12月22日(木)の朝のホームルームの時間帯に、ある教員が本校の6人の教員を名指しし、その6人からパワハラやセクハラを受けているので助けてほしいと校内放送で訴えるということが起こりました。生徒の皆さんは、放送を聞いてショックを受けたり、学校や教員に対する不信感を抱いたりするなど、大きく動揺していることと思います。皆さんにこのような動揺を与え、ご心配をおかけし申し訳ありません。
終業式の場でこの件について話をしましたが、十分に説明を尽くすことができていなかったと思います。冬休みに入ってしまいましたが、できるだけ速やかに詳細をお伝えする必要があると考え、このような形ですが説明をさせていただきます。
放送の内容については、1学期にその教員からの申し出に基づいて丁寧に話を聞き、相手の教員からも聞き取りを行いました。その結果、自分の机を使われた、質問メモを机上に置いたが期待したような返事が得られなかった、頭髪について話題にされたなど、業務上のコミュニケーションがうまくいかなかったことによって生じた行き違いであり、いわゆる「セクハラ」や「パワハラ」に該当するような内容ではないということを確認しています。にもかかわらず、その教員がなぜこのような行動をとってしまったのかということについては、個人情報保護等の観点から、ご容赦ください。
また、このことについて、本校の生徒が教員からセクハラを受けたかのような誤った情報も広がっているようですが、そのような訴えも事実も一切ありません。
本校の教員は、生徒の皆さんが日々の学校生活を安心して送っていけるように、一人ひとりが自分の夢に向かってがんばっていけるように、3年間でしっかり力を蓄え人間としても立派に成長して卒業の日を迎えることができるように、毎日の教育活動に真摯に取り組んでいます。名前の挙がった教員も深く傷ついています。だからこそ、冷静に落ち着いた対応をしてほしいという意図で、当日の全校集会及びホームルームで、事実に基づかない一方的な内容であること、事実ではないことをインターネットやSNS等で拡散したりするような行為を慎むように伝えました。
今回は、皆さんに新学期に安心して登校してもらいたいという思いで、取り急ぎ文書でお伝えしていますが、新学期に改めて説明もしたいと考えています。学校としても生徒の皆さんが安心して学校生活を送ることができるようサポートに努めていきます。意見や心配なことなどがあれば、近くの先生にぜひ相談をしてください。
保護者の皆様におかれましては、今回の件で動揺しているお子さんもいらっしゃることと思いますので、まずはお子さんのお話を聞いていただきたいと思います。また、ご心配なことやお気づきのことがございましたら、学校にご連絡くださいますようお願いいたします。(連絡先 0725-32-2876 教頭 端村まで)
2016年12月26日
大阪府教育委員会
教育長 向井正博 殿
教職員人事課 課長 殿泉大津高校職員からの緊急職場要望書
12月22日 泉大津高等学校での国語科Z教論による校内放送について
上記の件につきましては貴委員会からの職員が当日の午後に状況把握のために来校されていましたので、事実関係につきましては知っていただいていると思いますので、省略いたしますが、教職員と生徒がたいへんな風評被害に遭いました。
今回の事件は、ただ単に「謂われもないのに個人名を流された個々の教職員」が被害に遭っただけでなく、2学期の終業式というとても大切で取り返しのつかない1日を狙っての計画的な愚行であり、個人的な誤解をもとに相手の名誉を傷つける発言が繰り返されるという前代未聞の不祥事であります。当日の授業も1時間カットせざるを得ない状態に陥り、体調不良になる生徒もでるなど大混乱を来たしました。
1学期の終業式の日にも同じようなことが起こっています。泉大津警察に通報したうえで、事実無根の件で職員の実名をあげて、セクハラやパワハラの被害を受けていると伝えています。
しかしながら、校長からの度重なる「名前が出た教職員」とのヒアリングでも、そのような事実は存在せず、彼女が訴えている3年前からのパワハラやセクハラはすべて彼女の病気(精神不安)から来る思い込みや捏造にすぎません。
よって、これ以上の被害に教職員や生徒が合わないためにも、彼女が学校へ出勤してくることや、授業を行うことは禁止することを強く要望いたします。泉大津高等学校教職員一同